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今日の簡易分析は7504 高速 です。
●事業内容
スーパーマーケットやコンビニエンスストアで見られるトレーにのせた食品をフィルムで包む“プリパッケージ”といわれる包装形態で使用する資材を提供する専門商社です。コンピュータ、ソフトウェアの販売も行っていますが極めて少額なので分析上は考慮しなくてよいでしょう。

(株)高速ホームページより転載
食品の包装資材ということで、安定した需要は見込めると思います。IRに問い合わせたところ、全くの同業で株式を公開している企業は無いそうです。同業者は全国に3,000社程度、売上高が100億円を超える企業は15社程度と推測しています。
東北地区に強く、地域密着型営業を展開しています。同時にM&Aによる積極的な拡大策も推進し、全国展開を睨んでいるとありました。
●リスク
・原油価格など原材料高騰のリスク
・M&Aに対するリスク
警戒するべきは2番目ですね。買収した企業の業績悪化や、適正価格以上の値段で買収してしまう恐れがあります。
| ●成長性 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 今期予想 |
| 売上高 | 28,572 | 29,316 | 33,333 | 38,922 | 43,707 | 47,000 |
| 売上高伸び率 | - | 2.6% | 13.7% | 16.8% | 12.3% | 7.5% |
| 経常利益 | 1,253 | 1,223 | 1,687 | 1,839 | 2,029 | 2,200 |
| 経常利益伸び率 | - | -2.4% | 37.9% | 9.0% | 10.3% | 8.4% |
| EPS | 33 | 26 | 45 | 52 | 56 | - |
| EPS伸び率 | - | -21.2% | 73.1% | 15.6% | 7.7% | - |
*今期予想は会社発表の数字を採用
単位100万円
ここ数年は2ケタ成長を維持しています。
会社中期計画では2009年3月期に売上高600億円、経常利益28億円となっていました。
| ●収益性 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 |
| ROIC | 9.1% | 8.3% | 7.7% | 7.3% | 9.0% |
| 営業利益率 | 4.1% | 3.8% | 4.3% | 3.9% | 3.8% |
| 原価率 | 84.8% | 83.1% | 80.5% | 81.1% | 81.8% |
| 販管費率 | 11.1% | 13.1% | 15.2% | 15.0% | 14.4% |
| 投下資本回転率 | 3.7 | 3.6 | 3.0 | 3.1 | 3.9 |
ROICが2006年度になって回復していますが、借入金20億円を返済し、BSを圧縮した効果によるものです。同時にコミットメントラインを締結しており、今後3年間で資金が必要になれば、45億円を審査無しで借り入れできる契約を結んでいます。買収案件があれば借金で調達するよ、ということですから、安易な増資はとりあえず無いもと考えていいかもしれません。
| ●安全性 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 |
| 株主資本比率 | 44.7% | 46.2% | 43.7% | 38.4% | 44.7% |
| ●割安性 | |
| 予想PER | 11.6 |
| PER実績 | 12.9 |
| PCFR実績 | 10.6 |
| 配当利回り | 1.79% |
現状維持を続けるなら適正価格といったところですが、M&Aによる成長分が評価されていないようです。
●総評
もしこの企業の株を買うなら、M&Aによる付加価値の向上がどの程度あるか見極めることがポイントになりそうです。
買収で見るべきところは以下になると思います。
・価値より安い価格で買ってているか
・買収した企業を拠点に、シナジー効果が発揮できるか
買収金額は非公開のようで、検証するのは少し手間がかかりそうです。IRからは定性的な基準までしか聞き出せませんでした。
「同業者であること」
「健全な企業であること」
「国内であれば場所は問わない」
という3原則をベースに、個別に詳細な検討
同業者に限定している点は評価できます。この業界でスケールメリットがどの程度あるものか、私に判断できないのが辛いところです。買収先の企業を調べると、従業員数10名~数十名程度の小企業で占められています。全体のオペレーションが大変そうな印象を受けました。
既存の事業については食品の包装なので、安心して見ていられるのではないでしょうか。
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