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先週号のEconomistから。
表題から歌舞伎などの文化的娯楽に消費する指数があって、それを眺めると面白いことがわかるなんて内容を想像してました。しかし、実際に記事を読んでみると、直近の四半期で日本のGDPは大きく伸びたが、所詮、歌舞伎のように大げさな振る舞いをしているだけのこと。というまたしても日本叩きの内容でした。まあ、その通りなのが悲しいところですが。
・日本の実質国内総生産は、前四半期で1.1%の伸びを記録。これは年率にして4.6%相当なんだけど、その前の四半期は2回も下方修正してるからあてにならない。
・前期の成長を牽引したのは国内需要だけど、車や家電などの政府から補助金の出た耐久消費財がほとんど。9月になったら補助金も下りなくなる。賃金は減ってるし失業率も高いままなので、消費は結局伸びない。
・企業の投資について、設備稼働率は低いまんま。安定してきたけど回復には至っていない。
・中国頼みの輸出はいいのだけど、中国政府が銀行の貸し出しを締め付けたらこれも幻想に終わる
何かことごとくダメ出しされてます。最近のEconomistの記事では中国の存在が大きくなる一方で、日本はもう終わりなんて話ばかりです。相手にされているだけいいようなもので、その内完全に無視されるんじゃないですかね。
昔の私の投資手法はマクロ経済を完全無視でした。しかし、最近はまず投資する国の資金配分を決めてからスクリーニングをかけて個別企業を拾い上げるようになっています。これも結局はあたりはずれが大きいのですが、試行錯誤してスタイルを確立していきたいと考えています。
今のところは大きな流れを掴むぐらいのレベルですが、私が情報収集に使用しているおすすめサイトをご紹介です。
JBPRESS
The EcnomistとFinancial Timesの一部記事の和訳が一週間遅れで読めます。一応私はネット版のEconomistも購読してますが、日本語で海外の情報が入手できるのはなかなかに貴重だと思います。
ダイヤモンド・オンライン
執筆者によって当たり外れもありますが、私は野口悠紀雄と山崎元の記事が気に入っています。
ユーロ圏の情勢がEconomistにあったので紹介です。
・ユーロ圏でGDPは前年の四半期と比較して0.4%アップ
・ドイツが特に強い。0.7%のアップ
・イタリアは0.6%のアップ。フランスは大きく立ち遅れている。
・国内需要はいまいち。今のところ輸出頼み
・雇用情勢はアメリカに比べると幾分マシ
企業が人員を抱えたままではコストがかかるので、投資にまわせる資金が少なくなる。銀行も貸し出す相手を選別している。
↓
輸出に期待が高まる。
↓
でも、ユーロ高は輸出にダメージを与えるので注意。
結論としては、新興国への輸出によって回復傾向にあるものの、不況の大きさを考えると、金融危機以前のGDPレベルに戻るには、時間が必要とのことです。
国際分散投資の一環で欧州あたりはどうかと調べていますが、新興国の内需に支えられているのが現状のようです。それなら新興国の株を買っておけばいいやという話になってしまいそう。世界的に経済が連動しているので、あまり分散にこだわらなくてもよいかもしれない気がしてきました。ボラティリティを気にしなければ、新興国を多めにしておくのもありかなと。
マーケットはひどい状態ですが、このようなときこそ投げやりにならずに取り組んでいきたいものです。
本日はEconomistの記事紹介です。
最近の信用収縮によって企業のM&Aは減少の一途を辿っていますが、逆に日本企業が外国企業を買い漁っています。件数で見ると昨年から少し増えただけですが、金額は倍以上とのこと。
http://www.economist.com/business/displaystory.cfm?story_id=12341978
・日本企業によるM&Aは1980年代終わり(不動産)と1990年代終わり(テクノロジー関連企業)の2回あったが、どちらも失敗した。
・ところが今回の買収の対象は戦略に基づく企業である。
・今日本企業が買収に出ることが可能な理由は、保守的な経営と過去何年も続いた利益の計上があったから。
・日本国内には投資先が無く海外に出ている
・現在では競合する買い手がほとんどいない。
・武田薬品はガン治療薬を取得。第一三共はインドの医薬品メーカーを買収。
・三菱UFJはモルガン・スタンレーの株式21%を取得。
・野村はリーマンブラザーズの欧州・アジア・中東部門を買い取り。
・今までの日本人による買収のように白い目では見られていない。
色々とあるかもしれませんが、これらの買収は長い目で見るとお買い得になるのではないかと私は思っています。
ただ、Economist誌は最後に
・この golden opportunity は洞察力の結果ではなく未使用金をうまく使いこなせなかっただけの話だ。
と辛口にしめくくっています。それはそれでごもっともな話ではあります。
こんにちは。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。私は地元近辺の山登りに参加した以外は、図書館にひきこもり、調べ物をしてました(笑)。というわけで、今回は図書館レポートの2回目です。
連休中に訪れたのは都立日比谷図書館です。
地下鉄霞ヶ関駅から徒歩3分程度。日比谷公園、西幸門の入り口付近にあります。概観からすると非常に大きな図書館に見えるのですが、形状が三角形になっているので、ムダなスペースも多く(あらら)、中にはいると意外にこぢんまりとした印象を受けます。
最大の特徴は雑誌のバックナンバーが充実している点でしょうか。金融、不動産関連から週刊誌まで、約1000誌が過去5年分に渡って保存されています。通常の図書館はバックナンバーについては閉架式で、書架が外部の閲覧者に公開されない仕組みなのですが、ここは開架式を採用しているため、気軽に手にとって閲覧できるところが嬉しいです。
新聞などの業界紙についても充実しており、こちらも手続きなどせずにすぐに読むことができます。業界紙を定期購読してみたいが、役に立つのかどうか実際に読んでみたいという方はここで確認するのもいいかもしれません。
私はあまり利用したことがないのですが、官報などの統計資料も充実していました。地下公示や各種月報などの細かい数字を重視する方は有用ではないでしょうか。
しかしこれだけ雑誌が揃っていると、私なんか時の経つのを忘れてずっと居着いちゃいますね。雑誌を定期購読するよりも、月に1度ここへ来て自分の読むところだけをさらっとサーチするやり方のほうが効率いいような気がします。コピーが1枚25円で少々高めなのが難点ですが、総合的に見て利用価値は高いと思います。
地下鉄霞ヶ関駅から徒歩4分
開:10時~20時(土・日~17時)
休:毎月第1木
食堂:あり
駐車場:あり(公園近30分200円)
(参考)
第1回 都立中央図書館
都立中央図書館の2回目です。
ここの図書館に注目したのはネットを徘徊していたところ、ビジネス情報コーナーがあるのを見つけたからです。
実際に行ってみますと、イメージよりもずっとこじんまりしていました。
リンク先の写真で全てという感じです。
棚には日経の市場占有率や日経MJトレンド情報源などの書籍をはじめとして、リサーチ会社の出版物や業界情報の資料が並んでいます。
リサーチ会社の出版物は中には10万前後と非常に高価なものがありますのでちょっと中を見てコピーを取りたい場合は役に立ちます。ただし、出版年度が2003~2004年のものが多く、情報としては若干古くなってしまっています。
業界情報をざっくり理解するには以下の2つがいいかと思います。
・TDB業界動向 帝国データバンク(年2回発行)
・業種別業界情報 経済情報出版社(年1回発行)
両者ともに、見開きでワンテーマを扱っており業界の現状やしくみ、特性が説明されている点がよいと感じました。私が好きなのは業種別業界情報の方で、こちらは小売業に比較的強く、骨董品から仏具店、そばやに至るまで非常に細かく分類されている点が特徴です。TDBは製造業の方まで広く浅くという感じでした。
図書館へは土曜日に行ったのですが、終日比較的空いていました。街の図書館のように暇を持て余した人でごったがえすこともなく、食事もゆったりととることができました(六本木ヒルズが窓から見えます)。
注意したい点は、自分が何を調べたいのか目的意識を持って行かないと、いたずらに時間を無駄にしてしまうということです。個別企業をある程度分析して分からない点をまとめておく、ネットである程度目を通したい雑誌や資料の当たりをつけてから行くことは最低限必要かと思います。
まあ、私はぶらぶら本を眺めているのも好きなんですが。
図書館レポートの1回目は都立中央図書館です。
都立中央図書館は日比谷線広尾から徒歩7、8分。
有栖川宮記念公園の中にあります。
広尾周辺は大使館や高級住宅地が多いためか、外国人の家族をよく目にしました。街並みもどことなく外国っぽいですね。公園は様々な人種の子供が入り乱れ、何とも国際色の豊かなところです。
さて入り口から池を通り過ぎ、ちょっとした起伏を登り切ると、お目当ての図書館が見えてきます。階数は5階まであり、食堂もあるので食べ物屋を探すのに苦労はしません(ひと昔のデパートのレストラン街にあった食券制の大衆食堂みたいな感じでした)。
入館する際は番号札を受け取り、カバンはロッカーに預けます(ロッカーに入れた100円はちゃんと戻ってきます)。投資家に用があるのは1Fの新聞雑誌室と2階の社会科学室にあるビジネス情報コーナーですかね。
新聞は一般紙から業界専門紙まで幅広く揃っており、興味のままに読んでいたら時間がいくらあっても足りません。新聞は継続して読まないと業界の動向など掴めませんから、月に一回くらいのペースでお目当てのものをまとめ読みしておけばいいでしょうか。とりあえず私が読んでみたかったのをいくつかチェック。
雑誌のコーナーもあるのですが、そのほとんどが書庫に保存されており、ぶらぶら歩きながら手に取ってみることができません。あらかじめ調べたい内容をリストアップし、必要な雑誌の名前と号を把握しておいた方が効率的に調査できると思います。日経ビジネスは開示されていたので自由に手にとって読むことができました。
1階にはコピーコーナーもあり、セルフでやるなら1枚10円でコピーできます(係員に頼むと25円)。
次は2階のビジネスコーナーです。
今日は情報収集の一環として、図書館の利用を考えてみたいと思います。
インターネットの発展によって個人投資家でも非常に多くの情報を入手することができるようになりました。特に個別企業の分析において、有報を自宅にいながら読めることはかなりの進歩だと思います。
しかし、市場動向や業界構造についての情報を体系的にまとめたものはネット上になかなか見つかりません。グーグルで検索をかけて目星がありそうなタイトルをクリックしてみると、たいていリサーチ会社が有料配信しているもので、値段もかなり高価になります。
業界の雑誌も読んでみたくなるのですが、一般の本屋にはなかなか置いていません。購入前に立ち読みで内容を確認することができず、二の足を
踏んでしまいます。また、定期購読をしたとしても、株式投資のヒントが得られる記事は、ほんの数カ所程度というのが実情ではないでしょうか。これも費用対効果で見ると効率が悪く感じます。
この辺の所がなんとかならないものかと私自身不便に感じていたので、解決策として図書館の利用を検討してみます。私が住んでいる町の図書館では上記の要求を満たすのはなかなか難しいのですが、都内の大図書館ならば資料が充実しているところもあり、利用価値は高いと思います。なんと言っても無料なのが嬉しい。
これから折りを見て私が実際に足を運んだ図書館についてレポートします。
現在の候補としては
・国立国会図書館
・日比谷図書館
・都立中央図書館
を考えています。都立中央図書館は先日行ってきましたので次回に紹介します。もしこのほかに都内近辺で気になる図書館や情報元がありましたら私が実際に行って使用感をレポートしますのでリクエスト下さい。
*月末まで仕事が忙しく、体調を崩したのも重なって簡易銘柄分析は手が付けられませんでした。来年から再開しますんで。
*今年の総括は大晦日あたりにコメントします。
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