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「生命保険のカラクリ」岩瀬大輔・著
ライフネット生命を立ち上げた著者が生命保険のカラクリについてわかりやすく解説してくれます。内容は以前から指摘されてはいることですが、現時点でのまとめということで生保を検討している人は読んでおいて損は無いと思います。自社のポジショントークがあるのでその辺は無批判に信じないほうがよいかもしれません。
私が興味を覚えたのは、生保各社はなるべく収益を増やすため、契約内容をわざとと思えるほど複雑にし、契約者を煙に巻くというテクニックを駆使していることです。
たとえば本文の78ページに以下のような心理テストの結果が載っています。
どちらの保険が特に感じるでしょうか?
・保険料を10万円払って保障のみを確保するかけ捨て型の保険
・保険料を20万円払って、無事に満期を迎えたら10万円が払い戻される保険
一般的な感覚では、前者の保険はかけ捨てであり、お得に感じるようです。
両者ともお金の出入りだけをみれば差はありませんが、後者の保険は期間中にそのお金を使えないし、保険事故にあったり、亡くなった場合には払い込んだ保険料の部分は返却されないので、実はかえって不利になってしまいます。
まるで行動経済学の教科書にでも出てきそうな内容です。このように、よくよく考えれば損なことがわかるのに、思わず不合理な選択をしてしまう人間心理につけこんだ商品は昔からたくさんあります。行動経済学の確立を待たずして、金儲けに熱心な人はなんとまあ色々と考えるものですね。
株式投資に関する話では、バフェットはバークシャーの保険事業を利用して資金調達をうまくやっているとか、保険会社のバリュエーションはPERではなくてEV(embedded value)を使うなど興味深い内容がありました。
この本、全文のPDFがネット上に公開されています(4/15まで)。私はダウンロードした後、kindleに転送して読みました。普通に読めます。何だか情報は無料という意識がどんどん強くなりそうですね。もっとも、この本の場合、冒頭でも述べたように自社の宣伝がありますから、広告効果ということも当然狙っているのでしょう。それにしても出版社はよく許可したなと思います。
「その数学が戦略を決める」
イアン・エアーズ (著), 山形 浩生 (翻訳)
少し古い本ですがようやく読み終わりました。
実は大量の本が書棚に積読状態となっているのですが、amazonのkindleなど買ってしまったもので、反省しつつ、紙の本を少しずつ消化している次第です。
本書では、統計的な手法によって「絶対計算」(テラバイト級の大規模な解析を指す)を行い、専門家の見識をしのぐ高い予測を成し遂げた事例を紹介しています。その分野はワインの品質や医療、政策、マーケティングなどどとまるところを知らないかのようです。
勘と経験に頼るだけでなく、このような統計的手法でもって意思決定をしなければならないという主張は至極まっとうなものであり、これからの時代において必須となることは間違いないと思います。
ただし、絶対計算によって導かれた結果がどのくらいの期間にわたって有効なのかは誰も教えてくれません。計算結果を成立させていた前提条件が変わってしまえば、結果もまったく異なるものになります。
たとえば、冒頭でワインの品質を予測する手法が紹介されています。
-------------------------
フランスのボルドー地方の数十年におよぶ気象データを使ってオー
リーが見つけたのは、収穫期に雨が少なくて、夏の平均気温が高か
った年に最高のワインができるということだった
ワインの質=12.145+0.00117×冬の降雨+0.0614×育成期平均気温
-0.00386×収穫期降雨
-------------------------
訳者の山形氏によれば、この方程式はある一時期のみ当たっていたものの、その後は予測精度が下がってしまったとのことです。
気温と降雨量だけで品質がわかるというのも実にお気楽な話です。実際には湿度とか土壌のへたり方とか、害虫の発生とか様々なパラメーターがあるはずですが、解析の際、考慮に入れなかったどれか一つの状態が変わってしまったのでしょう。
一方で、医療などの分野について、このような統計分析は将来にわたっても通用する可能性が高いと思います。データの取得に統制が取れているであろうし、人間の体がそれほど急に変化するわけでもありませんから。
統計的手法についても限界はあるし、適用できる対象は慎重に選ぶべきと私は考えています。
本書は全体を通じて数式などは出てこないので、とっかかりやすいとは思いますが、基礎的な知識はやっぱりいるかもしれません。終章のみが統計についての解説になっています。
*既に様々なところで指摘されてますが、「絶対計算」という訳は微妙ですね。
日本「半導体」敗戦 湯之上隆著
光文社ペーパーバックス
久々にヒットの良書に出会いました。日本の半導体メーカーがこの20年にわたってシェアを落とし続けてきた敗因を、元日立の技術者が分析しています。
簡単に言うと、日本の企業は無駄に品質と性能を作り込みすぎて、コスト意識が全くなかったことを主な原因としています。
それでは、何故コストに目が向かなかったかというと、80年代まではコンピューターはメインフレームの時代で25年保証の高品質を要求されていました。この厳しいニーズに日本の半導体企業は見事に応え、DRAMのシェア80%を占める地位を築いたのです。
時代はPCへと移り、要求される品質も3年保証で十分ということになりました。ところが、日本の半導体企業は成功体験に縛られて相変わらずコストが高く、過剰品質の製品を作り続けたわけです。
こうした成功体験が邪魔をして、その後25年間も業界を苦しめ続けるとはなかなか想像しにくいのですが、実際に起こってしまうんですね。私もこの業界に近いところにいますので、身につまされる思いがしたとともに、筆者の主張に強い同感を覚えました。
この対極にあるのが、自動車メーカーですが、彼らは製品の設計をするにしても、まず目標とするコストが存在し、その目標を達成できるような設計をしています。半導体メーカーは最初に設計して作ってみてからコストが自然に決まってしまう。これでは負けるに決まってますよね。実をいうと本書の筆者も、そして私も同じ間違いをしていたわけですが。。。まあ電機メーカーなんてマーケティングが無きに等しく、営業に毛が生えた程度なんです。企画の段階でコストが提示されないのが問題なのでどうしようもないのですが。(マーケッターが無能と言っているわけではなく、組織として十分な人が割り当てられていないのです)
業界関係者はもちろん、この業界の分析をして株を買いたいという人は必読の書でしょう。

池田信夫氏のブログで展開されている内容のまとめです。買わなくてもブログを読めばほとんどの内容が載っています。私は本の形になっていた方が読みやすいので、製本代として購入しました。
ブログを読んでいればわかりますが、日本経済の痛いところを突いてきますね。コンパクトに現状の問題点がまとめられており、それに対する提言もなされているところがよかったと思います。
経済は門外漢なのですが、投資家として企業の評価をやっていると新自由主義の考え方にはいちいち納得させられるものがあります。企業が株主価値を最大化するために、資本配分を最適に行うことは経営者の仕事として最重要項目だと考えています。同様に、国を活性化するため資本配分を適切に行い、規制緩和を行って競争原理を導入するというのはごく自然な考え方として私としては受け入れられます。よくある勘違いが、失敗したら自己責任なのだから救済する必要なし!というものですが、セーフティネットは必要というのが新自由主義としては大勢の意見です。
この本に対する反論などもネットざっくりさらってみたのですが、根拠に乏しいものが多く、感情的な反応しか見つけられなかったのは残念です。何だか今の政治も安直なポピュリズムに走っていてる気がしますが、これはこの先日本が失われた20年どころの騒ぎではない大停滞を示唆する傾向のようでイヤですね。
ブラック・スワン ナシーム・ニコラス・タレブ
前作の「まぐれ」がそこそこ面白かったので読んでみました。
内容
昔、白鳥はみな白いものだと誰もが疑わなかったが、オーストラリア大陸に黒い白鳥が発見されることによってこの常識は覆されてしまう。この逸話を元にして、誰も予測できないが非常に強いインパクトをもたらし、起きた後に後知恵で解釈がなされてしまう事象を著者は「ブラック・スワン」と名付けていくつもの例を挙げている。このことから、人間には不確実性を扱えない何か根本的欠陥があることを本書では明らかにしようとする試み。
第2部12章までは内容が「まぐれ」とほとんど重なる為、あまり読む必要は内容に感じます。ここまでの話において、それほど違和感は感じませんでした。13章からこのブラック・スワンに対する予防策が論じられています。以下2つに箇条書きしますが、内容は案外当たり前のことだったりします。
・身構える
・中くらいのリスクをとる代わりに、一方で大きなリスクをとり、もう一方では一切リスクをとらない
いきなり会社をやめて独立するよりも、会社員のまま副業を続けてうまくいくかどうか見極めてから判断する・・・という類の話で、直感的に私たちがとっている行動とあまり代わり映えしない気もします。
第3部からベル型カーブへの猛烈な批判が始まるのですが、工学系の私としてはかなり違和感を感じました。医学や薬学、工学の分野において、一体どれだけの功績がベル型カーブにあったと思っているのか問いつめたくなります。もちろん著者はベル型カーブが有効に機能する分野もあることを認めているのですが、その評価が著しく低い。多分彼がトレーダーで社会科学てきなことに携わってきたが故に、その恩恵に浴せなかったことが原因かと思いますが。
一方で、著者の推奨するフラクタルがどれだけ有益なのか、その論拠が著しく曖昧なことには少々残念でした。2作目なのだから、前半部分の冗長なところをもっと削って3部以降の話をもっと膨らませるべきだと思います。
全体的に見ても、思い付きの書き殴りエッセイという感じで話について行くのに疲れます。読者置き去り系の本というやつでしょうか。この著者の本は「まぐれ」を読んでおけば十分だと思います。
以下の本を読みました。
「なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想」
フィル・ローゼンツワイグ (著), 桃井 緑美子 (翻訳)
本書では企業の業績を向上させるにはどうすればいいのか、という問いに対して明確な答えは無いとはっきり切り捨てています。特にビジョナリーカンパニーなんかをやりだまに挙げていますが、ある企業の業績が素晴らしいことに惑わされて、その企業文化や価値観を過大評価してしまう傾向を「ハロー(後光)効果」と名付けています。
最近の私はこの本の考えに近いところがあります。「ビジョナリーカンパニー」とか、ビジネス書ではありませんが「となりの億万長者」とか、勝ち残ったものを集めて分析しても残存者バイアスがあるだけで、成功するための公式を導くには甚だ不足の感があります。
例えばビジョナリーカンパニーの多くは規律の文化を持っているということがわかったとしても、規律の文化を持っている企業の多くが、高い確率で成功するわけではありません。また、「となりの億万長者」に書いてあることをあなたが実践したとしても、実際に億万長者になれるわけではありません。
企業や個人の成功は、それぞれが非常に特殊なケースだと思うし、そこから共通項を抜き出したとしても、残ったものは当たり前で大して価値が無いもののように私には感じられます。
じゃあ、どうすればいいのかということに対して本書では提案はされていないのですが、それがわかれば苦労しないんですよ。案外当たり前のことを当たり前にやった(これもなかなかできないことですが)後は運を待つしかないのかもしれません。
どうでもいいのですが、題名は何とかなりませんかね。原題は"THE HALO EFFECT"。後光効果じゃ何のことだかわかりにくいし、ハロー効果じゃ「にっこり挨拶して職場の雰囲気を良くしましょう」みたいな安っぽいビジネス本に誤解されそうだし、まあ難しいのかも。
タレブ氏の「まぐれ」感想の続きです。
(記事中の太字は引用)
タレブ氏は過去のデータを何の論理も無しに額面どおり解釈することについて警鐘を鳴らしています。
黒い白鳥問題
生まれてこのかた何羽白鳥を見てきたとしても、黒い白鳥がいないという結論は論理的に成り立たない。しかし、たった一羽の白くない白鳥を見つけるだけで、すべての白鳥が白いとは限らないということは言える。
(実際オーストラリアで黒い白鳥が発見され、全ての白鳥は白くないことが実証された)
例えば過去のデータを検証して、市場が3ヶ月で20%以上下がることはないことを確認したとしても何の意味も無くて、将来反例がひとつでも起こればこの命題は簡単に否定されてしまうというわけです。まあ、過去がそうであったからといって、将来も同じであるということが保証されていないのは、私たちも何となくではありますが気づいており、当たり前といっては当たり前です。
しかし、
「過去30年の統計を駆使した、このシステムトレードで○億稼ぎました!」
「過去バリュー投資は一貫してインデックスをアウトパフォーマンスしてきました!」
てなことを叫ばれては、都合の悪い話は忘れてしまうのも人情というものです。
バリュー投資の統計について槍玉に挙げましたが、私の場合、その統計が機能するメカニズムに解を求めています(記事)。
著者はジャーナリストやエコノミスト、計量経済学を役立たずのバカ呼ばわりしてやっつけています。この業界に対して、私も腹に一物持っていることは確かですが、単に構造的な罠に陥ってしまっている面もあるので、口汚く一方的に攻めるのもどうかと思います。
じゃあ、ここまで色んな人や投資手法をコケにしてきた著者は、どうやってトレードをしているのかという点が当然気になります。
私がずっと市場でやってきた仕事は、「歪みに賭ける」と言うのが
一番合っている。つまり稀な事象で儲けるのだ
どうやら黒い白鳥が出現した時に大きな儲けが出るようなシステムを組んでいるようです。訳者あとがきによると、毎日少しずつ損が出るようなオプション・ロングのポジションを取っているとのことです。
オプションについて私は知識がほとんど無いので何も判断できないのですが、稀な事象で儲けるというのは言葉自体が矛盾しているような気もして何だか引っかかります。予測不能で稀な事象であるのに、その出現頻度や期待値を定量化してシステムに落とし込むことがどうしてできるのかがよく分からない。具体的な手法が提示されていないので私の単なる勘違いかもしれませんが。
総括的な私の感想を言うと、著者の問題提起には賛成。提案に対してはほとんど言及されていないので判断不能(直感的には少しアヤシイ)。インテリぶって他人を貶める文体には辟易、というところですね。
最後に翻訳を担当された望月さん、お疲れ様でした。私は原著も持っていたのですが、1/3ほど読んだところでイヤになり後回しにしてました。本書は話があちこちに飛び、著者のインテリ趣味でいきなりフランス語が登場したりと非常に読みづらかったです。目次を読んでも何が書かれているのかさっぱりわからない。日本語訳は読みやすく書かれていると思います。タレブ氏の次作「ブラック・スワン」の翻訳も期待してお待ちしております。
まぐれ ー投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
ナシーム・ニコラス・タレブ著 望月衛訳
(以下引用は太字)
人はどうして、投資で儲かると自分の実力だと思い込み、損をすると運が悪かったと思うのか?著者は20年以上のトレーダーとしての経験と様々な領域に渡る深い知識を駆使しながら解明していきます。
儲け続ける人がいるのは何かわけがあるからに違いないと「短絡的」に考えてしまうことは間違いで、残存者バイアスについてもっと考慮するべきというのが著者の主張の一つです。
私たちに見えて、私たちが勘定に入れるのは勝ち残ったものだけだ。
敗れ去ったものは取り除かれている
この手の投資と確率の話は他の書籍にも行動経済学をネタにして色々と書かれているのですが、タレブ氏の広範な知識によって、様々な逸話が随時挿入され、話が脱線しつつも読者を飽きさせないところが本書の特徴の一つです。
もちろん、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットが運が良かっただけと切り捨てているわけではなく、彼らも優秀なビジネスマンであることは認めています。ただし、あまりにもすごい成功には、実力以上に運の要素があるのだという指摘には私も納得します。
また、米国株を長期保有していれば株式投資は概ね儲かるものだという通説に対しても容赦なく批判を向けています。
今、1900年で、投資対象は数百だ。<中略>合理的な人なら、アメリカみたいな発展途上国に全額投資したりはしないだろう。ロシアやアルゼンチンにも投資するはずだ。その後どうなったかはよく知られている。イギリスやアメリカの株式市場は大きく上昇したけれど、ロシア帝国の市場に投資した人の手元に残ったのは微妙な質の壁紙ぐらいだ。とても儲かった国は、当初の母集団の中であまり大きな部分を占めてはいなかった。ランダム性のおかげで、資産クラスのいくつかは大きく上昇すると期待できる。例の「20年の投資期間で測ると株式市場は常に上昇している」という発言を行ったバカな(そのうえご都合主義の)「専門家」たちは、この問題を知っているのだろうかと思う。
この観点から米国株の長期投資を私は評価したことがなかったので、真偽はともかくとして非常に参考になりました。
本書のもう一つの主題である「黒い白鳥問題」も興味深い内容です。
長くなりそうなので次回エントリーで取り上げます。
あなたにもマーケットタイミングは読める!
Ben Stein Phil DeMuth 木村 規子 訳
バリュー投資はタイミングについて大したことを教えてくれるわけではないので、本書のタイトルに興味を持ち読んでみました。長期投資の観点からマーケットタイミングをとることを目的とした本ですが、ちょっとイマイチです。
著者らはS&P500の指標をもとに、100年に渡る長期間においてどのような指標が有効に働いていたかを調査しています。結論としては株価が15年移動平均線を割り込んでいる間はひたすら買い、それ以外は放っておくというもの(買い方は変則的なドルコスト平均法ですがここでは割愛します)。PERと(PERの)15年移動平均線や、その他PBR、配当利回りのデータを利用しても結果としてはほぼ同時期にシグナルが発生するようです。
要するに安い時に買っておけということなのですが、それを定量化して判断できるようにしたところに、ある程度の意義はあると思います。しかし、この手法によると米国株は1985年以降は株を購入してはいけないというシグナルが出ています。それ以前の株価低迷期に買いまくっていた人はハッピーですが、1985年以降に投資を開始した人は、その後の大相場を指をくわえて見ていろと言っているようなもので、はいそうですかと単純に納得てきない点が残ります。
検証期間が100年と長いためそれと同じぐらいのスパンで投資を考えるのならいいのですが、人間には寿命がありますからそういうわけにもいきません。この本と同じ手法を取ったとしても、投資に参入した時期によって結果が大きく異なってくるように感じます。
また、バイアンドホールドを暗黙の前提にしているのかわかりませんが、売りシグナルについての検証がありません。追加投資をしないということにとどめており、積極的な売りについての言及が無かったのは残念です。ただし、タイミングコストについては以下引用するように私にとって興味深い話もありました。
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1963年から1993年にかけて90日あった絶好の買い場をもし逃していたら、運用成績は年率11.8%からがた落ちして3.3%になっていただろうー新聞の日曜版には数ヶ月おきにこんな不吉な警告記事が掲載されてくる。言わんとしていることは明らかだ。株式市場とはうんと仲良くしたほうがいい。そうすれば、あなたのリターンも火柱が立ったようになるだろう、というわけだ。
しかしこの手の記事には書き忘れがある。同じ期間に90日合った「買うには最悪の日」を避けていれば、リターンは年率11.8%から23.6%へと火柱のごとく上がっていただろう、ということだ。
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前半部は日本の投資本でもおなじみの話ですが、その逆の場合のデータを見たのは初めてでした。
統計を取る時はなるべく多くのデータを抽出するのが良いとされますが、本書では100年という時間を連続的に扱ってしまっているため、なんだかよくわからない結果になっているのが最もすっきりしない所です。
「バフェットとソロス 勝利の投資学」
バフェットとソロスという、スタイルの全く異なるマネーの達人の共通点をあぶりだすことで投資における根本的なものの考え方を明らかにしています。マニュアル的な内容はすぐに陳腐化してしまいますが、投資を哲学の領域にまで高めることができれば、どのような状況にも対応することができると私は考えており、それに触れることができる本書は大変良い内容だと思いました。
一点だけ注意した方が良いと思ったのは以下です。
・分散投資なんて小鳥さんのやることだと信じている。
バフェットやソロスほど投資で成功するためには集中投資が不可欠です。アセットアロケーションを組んで、あんな風に大金持ちになることはありえません。当たり前ですが。しかし、集中投資をしたからといってその人が大金持ちになれると限らないことは認識しておいた方がよいと思います。たとえ投資能力があったとしても、です。集中投資は運の要素がどうしても強くなる傾向にあります。バフェットやソロスとほぼ同等の能力を持っている人が仮にいたとしても、現在の彼らほどのパフォーマンスを再現することは結構難しいのではないかと私は考えています。
「はみ出し銀行マンの 投資戦略」 横田濱夫 著
はみ出し銀行マンシリーズを昔から楽しく読んでおり、本屋で久しぶりにこの方の著書があるのを見つけ、早速買ってみました。半日もかからずさくっと読めます。
前半、日本株・Jリートへのポジショントーク
中盤、アセットアロケーションについて
後半、初中級者へのアドバイス
といった構成です。アセットアロケーションの構成やETFを買いなさいというあたりはいたって無難な主張。
一番なるほどと思えたくだりはこれですね。
「一気に全ての資産クラスを購入するのではなく、その地域によって景気動向が異なるため、順繰りに値下がりしたものを拾っていけばよい」
最近アセットアロケーションまでご親切に組んでくれるファンドが安めの手数料で登場していますが、ポートフォリオの中身を見ると、何で今頃爆上げした新興市場の株や海外REITまで強制的に買わなきゃといけないんだとつい思ってしまうのですよ。
私も順繰りに値下がりした物を買っていく手法なのですが、ただ、それやっているとどうしてもポートフォリオを常に割安な状態にしようとするため、いつまでも歪な構成になってしまいます。適正だと思われる価格より上昇したら絶対私は売っちゃうし。教科書的に理想と呼ばれるポートフォリオの構成にはいつまで経っても近づけそうにはありません。
アマゾンのBest Books of 2007をつらつら眺めています。
http://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=289195011
株ブログなので、投資関連本ランキングについてコメントしておきますか。
私が読んだことあるのは金持ち父さんだけでした。この本が未だに1位の座をキープしているのはある意味すごいですね。ブックオフに行けば100円でたくさん置いてあるのになんで?(マーケットプレイスの商品売上も計上しているのかもしれませんが)。
パラパラ読み直してみましたが、結局ビジネスオーナーとなって不労所得を増やすにしても相応のリスクを取らなければならず、この本に書いてあることを実践したからといって必ずしも金持ちになれるとは限らないんだなあと改めて認識しました。本当に成功して金持ちになる人と、失敗してより貧乏になってしまう人の分布がより広がるだけではないかと。
そうはいっても、私が投資を始めるきっかけになった本ではあるので、金持ちの考え方についてほとんど触れたことがない日本人が読むにはある程度効力があるかもしれません。
そのほかの書籍については読んでないので何ともコメントできないのですが、「貧乏人のデイトレ金持ちのインベストメント」は評判もよろしいようで、初心者の方には良いのではないでしょうか。
目立つ点としては投資信託とFXについての本が上位に来てますね。投資信託はこれからの流れになっていくのでしょうか。一方、FX本がこのようなところに顔を出すということはもう、美味しい時期は過ぎてしまっているという証左のように感じます。
今更ながら読んでみましたが、なかなかに楽しめました。
ヤバい経済学
スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー (著), 望月衛 (翻訳)
普段私たちがあまり深く考えず、社会的な通念をもとにした行動(子供を優秀に育てるためには、結局何をすればいいの?など)について統計を駆使し、意味のあるなしをばっさりと明らかにしていくのが本書の構成。
経済学となっていますが、専門的な言葉はほとんど使われておらず、軽く読めるところがいいですね。そのような中にも、経済学的なインセンティブを見いだすということが一貫した主張となっています。
統計を根拠としている割には数字やグラフが少なく、ハイそうですかとそのまま信用するわけにもいかないのですが、その辺は一般的な読み物だし文献も豊富に掲載してくれているので、まあよいかと。
まだ半分ぐらいしか読んでいないのですが、私の中で久々のヒット本です。
クリティカル・シンキング練習帳
M・ニール・ブラウン、スチュアート・M・キーリー 著、 森平 慶司 訳
株式投資に直接関係はありませんが、ものの考え方の基本として知っておくべき内容だと思います。
アナリストレポートや株ブログを読む際は、決して鵜呑みにするのではなく、常に批判的な視点で受け取ることが必要でしょう。そうでないと「あのアナリストは使えないじゃないか」というように、いつまでたっても責任転嫁の連続で、自分の頭で考えて少しずつでも進歩することができません。そのためには、結論の根拠は何か、その根拠には信憑性が持てのるか、といった視点を保つことが望ましいのではないでしょうか。
この手の本の多くは、論理について書かれているにもかかわらず、その内容が少しも論理的ではないと批判されがちです。実際、別の本を私も立ち読みして「うーん」と首をかしげてしまうことが何度かありました。しかし、本書については、論旨が非常に明快でわかりやすいこと請け合いです。これは翻訳がなかなか上手であることも影響しているでしょう(練習問題はさすがに違和感を感じるところがありますが、そこは国の違いですから大目に見てあげましょう)。
内容について思うところが多々あるので、ブログにてまた取りあげようかと思います。
久々に時間ができたので今日はDVDを見ていました。

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?
記録や、インタビュー、証言の映像を編集したドキュメンタリーです。ドラマと勘違いして借りた私は、全然息抜きになりませんでした。。。(笑)
感想ですが、資本主義というのは経営者を始めとする諸処の関係者のモラルによって成り立つものであることを改めて認識しました。それが一度崩れてしまうと、このような巨大な詐欺事件にまで発展してしまうという、脆弱な一面も持ち合わせているということです。エンロンの経営層に責任があることはもちろんですが、監査法人、投資銀行、証券アナリストらが不正を許してしまったという市場の監視機能の崩壊もひとつの問題でしょう。
私が言うのは後知恵ですが、投資家として必要なことはやはり、健全な常識感覚を持つことだと思います。市場が成熟したエネルギー業界で、どうしてエンロンのような成長率が叩き出せるのか、率直におかしいと思えることが第一歩ではないでしょうか。
「Ask Why? (常に疑問を)」とは、エンロンが掲げていた標語ですが、当の本人が自らの行動について疑問を持つことができなかったのは、なんとも皮肉な話です。
「財務3表一体理解法」
國貞克則 著
久々に会計の本を読んでみました。入門書は何冊か読んでみたが、どうもしっくりこないという方におすすめできます。
通常、決算書の作成過程を理解するには、仕訳など会計上のルールを覚える必要があるのですが、本書ではそのようなややこしい説明はせずに、財務3表(BS, PL, CS)のつながりに注目して簡潔に解説してくれます。商品を仕入れたら、PLの仕入高が計上されてBSの現金が減る、直接CS上では商品の仕入れ支出に計上される。という様に、まさに題名通り財務3表を一体化した形で理解できます。第1章から4章までで基本的な説明がされており、ここまでわかってしまえば決算書は一通り読めるようになると思います。
5章から先、新会計基準やM&Aの会計処理などもう少し突っ込んだ内容が説明されています。前半部分と同様の手法で解説されていますので、頭にすんなり入ってくることと思います。
エクセルに本書の財務諸表を打ち込んで、実際に手を動かすと更に理解が深まるのではないでしょうか。色々なケースを想定してシミュレーションしてみるのもいいでしょう。全体的によくまとまっており、良書だと思いました。
結局「仕組み」を作った人が勝っている
(Kobunsha Paperbacks Business 7)
荒濱 一 (著), 高橋 学 (著)
興味のあるタイトルだったので買ってみました。
ベストセラー本となった『金持ち父さん貧乏父さん』の中で、「ラットレースから逃げ出すためには、ビジネスオーナーとなって自分が働かなくても自動的にお金が入ってくる仕組みを作らなければならない」という主張があったと思います。
本書ではそんな金持ち父さんの教えを実践した10人のビジネスモデルを紹介するという形で構成されています。一人一人のビジネスがユニークでなかなか面白く感じました。中には継続性に?となるものや、普通の人にはムリといったものもありますが、何らかのヒントは得られると思います。
例えば
・ネットの世界では先行者利益が大きく、トップがほぼ独占の状態となる
・ニッチなビジネスでも個人としての稼ぎは非常に大きく、企業が参入するには小さすぎる。そのため優位性がなかなか崩れない
よく知られたセオリーですが、事例と合わせて読むとなるほどと思えてきます。
1日で読めてしまうので、気軽な読み物としてはいい感じの本でした。
こんにちは。日本小型株は相変わらず低迷していますが、着々と買い進めています。私の去年の夏のボーナス投入先は米国株でしたが、今年は日本小型株ですね。ひょっとしたら1,2年このままなのかもしれませんが、それでもいいじゃないですか。私が保有している香港株は去年、今年と大きく上昇してくれましたが、それまで2年間は鳴かず飛ばず出したからね。バリュー投資はおおよそこんなもんだと思いますよ。
Be fearful when others are greedy, and be greedy when others are
fearful.(Warren Buffett)
今日は投資本の感想です
「インベストメント」
米系バイサイド・アナリストの投資哲学と投資技法
山本潤 著
山本さんは『億の近道』の運営でも有名な方ですので、ご存じの人も多いと思います。
投資手法としては、質の高い銘柄を長期間にわたって保有する成長株投資に分類されるでしょう。
日常生活からインスピレーションを得て、常識を活用しながら投資のアイデアを膨らませていく過程がよくわかりました。
例えば、ランプを使用している信号機が、発光ダイオードに全て置き換わった場合、どれだけの需要が見込めるだろうか~。おもちゃのロボットが普及したら赤外線通信の需要が見込めて~。という思考実験を幾度となく繰り返しているようです。この試みは大概空振りに終わるようですが、繰り返しああでもない、こうでもないとやっていく内にいつか金脈に行き着くということでしょう。チャンスを見逃さない人というのは、こういった常日頃のシミュレーションが徹底されている人のことなのだと感じました。
IR担当者への電話取材の方法は実に具体的で面白かったです。私はサラリーマンなのでなかなか実践できないのが残念ではありますが。
語学への取り組みや、ハイテク知識の背景、新聞テレビは見ないなど、私とバックグラウンドがかなり重なり親近感を覚えるのですが(もちろん山本さんのほうが能力的には数段上であることはしみじみ感じます)、投資手法は私とまるきり反対です。まあ、私はいろいろやりすぎてムダが多いということなんでしょう(笑)。
こちらはご無沙汰です。
ようやく新しい四季報を読み始めました。今月は株についてほとんど何にもやってません。私の場合、仕事上のトラブル対応などでいつ忙しくなるかわからないという制約があるため、ポートフォリオを放っておいてもいいような(半)機械的分散の戦略をとっています。世界同時株安などありましたが、それほど下がってるわけでもないようなのでノーアクションです(前回の日記で少し買い宣言しましたが指値にかからずスルーとなりました)。
さて今日は表題のマシュマロ・テストについてです。
「EQ こころの知能指数」
ダニエル・ゴールマン著、土屋京子訳、講談社
が元ネタとなっています。EQは一時期話題にもなったのでご存じの方も多いでしょう。
この本の中にマシュマロ・テストなるものが紹介されています。
実験者が4歳の子供にマシュマロを一つあげてこのように言います。
「ちょっと席を外すけれども、私が戻ってくるまでマシュマロを食べずにいたらもう一つあげるね、でも、待てずに食べてしまったらそれ一つだけだよ」
子供達は歌を歌ったり、顔を伏せたりと欲望を抑えるために四苦八苦します。なんともひどいテストですが、この実験の注目すべき点は、その子供達が青年に成長したときどうなっているかを追跡調査したことにあります。
最後までマシュマロを我慢して、見事2つゲットした子供は高い社会性を身につけ、ストレスや人生の問題に対しても良く対処していました。逆にマシュマロを食べてしまった子供は感情が不安定で、頑固、あきらめが早いなど心理的な問題を多く抱えていたようです。
子供時代の性格でその後の行く末が占えてしまうのは何とも興味深い話です。マシュマロを我慢できた子供は株式投資においても成功しそうな気がするのですがどうでしょうか。会社で働くようになって得たお金を全部使い込んでしまわずに投資に回しておけば、5年、10年後には倍になるという考えにも通じるところがあります。
IQがいくら高かったとしても、肝心の精神力がなければ投資で成功するのは難しいように感じます。我慢すればマシュマロは2個もらえるのですから、株で悪い時期があったとしても、あせらず地道にやっていきましょう。
同じ投資日記ステーションでブログを投稿されている角山さんから
著書を謹呈頂いたので、早速読んでみました。
バリュー株で勝つための
図解 決算書&企業価値分析ドリル
角山智(著) 秀和システム
バリュー投資の銘柄分析については、これ一冊でほとんど事足りてしまうのではないかと思いました。
定量分析は決算書の見方から始まり、DCFによる企業価値評価まで。定性分析はポーターのファイブフォース分析まで言及されています。
角山さんの本と統計について非常に良くまとまっているKAPPAさんの著書を併せて読めば、バリュー投資については、ほとんど十分ではないでしょうか。
東大卒医師が教える科学的「株」投資術
KAPPA(著) 秀和システム
ファンダメンタル分析に必要な知識は今まで各分野でばらばらとなっていましたが、ここ数年で教科書の整備は、あらかた済んだ感があります。この先に行くとすれば、定性分析を突っ込む話になるのでしょうか。私自身はあんまり手を広げすぎるのもどうかなあ、という気はしていますが。
こんばんは。
簡易銘柄分析をここのところ書いていますが、その際は必ず業界の規模や動向を調べるようにしています。
個人投資家が企業分析を行うに当たって、業界の知識は結構重要だと私は考えています。この知識がないと売上成長率(拡大余地)や割引率、適正なPERを法外な値に設定し、価値判定を大きく外す可能性があるからです。
そんなわけでいろいろと個別業界やビジネスモデルの本を読みあさっています。普段私は銘柄レポートは読まないのですが、この点に関してはプロの見解を素直に聞きます。最近読んだ本の中でおすすめがありましたので紹介します。
「お払い箱のビジネスモデル」小屋知幸 洋泉社
12の業界についてビジネスモデルの仕組みを非常に分かりやすく説明してくれています。取り扱う業界も携帯電話、コンビニ、アパレル、外食など小売・サービスが中心なので、個人投資家にとっても参考になるのではないでしょうか。
ビジネスモデルの解説本はどちらかというと欧米の例が多く、日本人にはイメージがつかみづらいところがあります。その点、本書はすべて日本の事例ですから、理解もしやすいと思います。
本書の中で一貫して主張されていることは、「現在隆盛を誇るビジネスモデルであったとしても、将来安泰とはいえない」。ということであり、常に革新を続けることができない企業はいずれ衰退すると結論づけています。この点、良い企業の株式を購入してからも常に経過を監視し続ける必要性を感じます。ほったらかしではやはりダメですよね。
価格も1000円以下と安く、コストパフォーマンス的に見ても十分ペイする内容だと思いました。
著者のレポートは一部ネットでも公開されており、試し読みもできますので一度覗いて見てはいかがでしょうか。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/industry/060406_1st/
今日はDVDの感想です。
ひと月10分でオッケー!
月次情報で安心を続ける
のんびり長期投資セミナー
☆基礎編 ☆実践編
基礎編は小売業と月次を全く知らない人向けです。
実践編がたいへん参考になりました。このDVDを見ておけば小売業については一通りOKではないでしょうか。私は月次情報を既存店の好不調を確認するぐらいにしか使用していませんでしたが、ここまでやれば決算予測もある程度可能だと思います。
月次情報のデータ加工法を教えてもらえるのは重宝します。DVDには、はっしゃんさんが使用しているエクセルファイルがついてきますので、手法をそのまま真似することができます。計算式が少々複雑でとまどうかもしれませんが、DVDを何回も見直して確認していけば必ず分かるようになります。
ノウハウを単純に真似するだけでなく、投資手法の背景にある考え方を学ぶのも重要なことだと思います。個人投資家としてとるべき戦略は何なのか、基礎編ではランチェスターの法則からわかりやすく説明してくれます。
私が今までに見たエンジュクさんのDVDの中では、最も役に立ったうちのひとつになりそうです。
次回は銘柄簡易分析の続きです。
今日はDVDの感想です。
お金が勝手に稼いでくれる!100万円からはじめる国際分散投資セミナー
株を始める以前に、自分の資産ポートフォリオをどのようにしておくかという問題を、本来なら片づけておかねばなりません。私は今までずっと株一本だったもので、そのような点からこのセミナーはまずまず参考になりました。
不動産・債券・株式に分配する古典的な財産3分法ではありません。時代を読みとり、投資対象として「何を買っておけばよいのか」、「何を買わないのか」ということがわかりやすく提示されています。
基本的には相性のよいものを組み合わせるという分散投資ですが、リスクを抑えつつも、なおかつリターンを積極的にとるためにはどのような資産の組み合せがよいのか、過去の豊富なデータから細かく検証されていました。グラフが非常にたくさん出てきます。
面白いかなと思ったのは、相場の転換点を読むのに単純なデジタルチャートを紹介しています。経済指標をああだこうだと並べられるよりもよっぽどわかりやすく、すぐに実践できる方法です。
わかりにくかった点を述べれば、デジタルチャートでなぜ転換点が読めるのかという理由付けが少し欲しかったです。また、過去のデータをそのまま未来にあてはめても良いものか、根拠を明確にしてもらいたかった気もします。
総合的に見て、まあまあのリターンでいいから、いちいち資産運用のことを四六時中考えたくないよという方は見ても損は無いと思います。
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